「見た目」と「味」が大きく改善! 最近の病院食と介護食のトレンドを探る|RME介護情報ねっと
「見た目」と「味」が大きく改善! 最近の病院食と介護食のトレンドを探る (2014-03-25)RME介護情報ねっと最新ニュースコラム
お電話・スマホからもお気軽にご連絡下さい。TEL092-481-1755、24時間365日受付中!お問い合わせはこちらから
HOME > 「見た目」と「味」が大きく改善! 最近の病院食と介護食のトレンドを探る
「見た目」と「味」が大きく改善! 最近の病院食と介護食のトレンドを探る
←前へ | ↑一覧へ | 次へ→ |
2014/03/25
医療機関や介護施設で提供される食事には「まずい」というイメージがありましたが、最近では病院食のレシピが書籍になって出版されるなど、高齢者や要介護者の方々の「食」は大きく改善されているといいます。近年の流れはどのように生まれていったのでしょうか。
もともと病院食や介護食は、一人ひとりの症状や体質に合わせてつくられる食事で、カロリーや栄養分は計算されているものの、見た目や味は二の次という時代がありました。特に年を重ねて噛む力や消化する力が低下した要介護者の方へ提供する場合、ミキサーで細かくすり潰した流動食になるため「食」の楽しみからは完全に離れてしまうといっていいでしょう。
一般的に大きな怪我や病気で手術を受けると、普段よりも食欲は減退してしまい、完全に回復するまでは数週間が必要になるといわれています。少しでも元気をつけなければいけない食事の見た目や味が悪いと、ますます身体が弱っていき、栄養不良状態になりかねません。
このような事態を打開するために、日本の管理栄養士や食品メーカーは「見た目」と「味」を普通の食事に近づけていく研究を進めてきました。たとえば、細かくすり潰した肉や魚を元の形そっくりに成型したり、塩分を控える代わりに出汁で旨味を強調するほか、食事が提供される配膳の際に盛り付けを工夫。現在の病院食や介護食は驚くほど進化しています。
老若男女を問わず「食」は生きていく上での大きな楽しみの一つ。アメリカやヨーロッパの病院や介護施設の中には、専任のシェフが食事を提供するところもあるといいますが、日本の病院食や介護食も負けずに高いクオリティーを誇っています。しっかり美味しく食べて、超高齢社会を元気に暮らしていきましょう。
←前へ | ↑一覧へ | 次へ→ |