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広島で、移動図書館ならぬ宅配図書館がスタート。高齢者のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上に
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2014/01/27
読書が趣味、という方は多いと思います。しかし、毎回、本屋さんで本を買うにはお金がかかりますし、図書館が遠いとそこまで出かけるのも難しいなど、好きな読書を存分に楽しめないという高齢者が多いのもまた現状です。
そんな高齢者のために、広島県府中市上下町の同市立図書館上下分室が開始したサービスが、移動図書館ならぬ宅配図書館。車いすや寝たままの生活など、外出が難しい高齢者のために、その名の通り、スタッフが本を持って自宅を訪問してくれるというサービスです。
確かに、全国の各市町村ではこれまで、本を積んだトラックが訪問するというサービスはありました。しかし、そうした場合、町内の決められた場所にトラックを停めて、利用者の来訪を待つというスタイルでした。外出が難しい人にとっては、そこに行くのさえ難しいというケースがありました。全国的に、移動図書館の利用者数が減少傾向にある中、この宅配図書館という新しいスタイルが開始されたのです。
面白いのが、サービスという利害関係を超えるという側面があるという点。一般的に、本好きな人というのは、自分が面白いと思った本は他の人にも薦めたくなる傾向が強いものです。本を読みたい高齢者と、本を薦めたい図書館。その需要と供給はマッチしているだけに、認知度が高まれば、全国的な取り組みとして広まっていくのではないでしょうか。期待したいですね。
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